αγάπη [ Agape ] suite
以前ご紹介した「αγάπη [ Agape ]」の別作品にて、“Suite” として、3つのピクチャーからなる一体の作品です。
左上部が「男性性」で右下部が「女性性」と位置づけしています。(現代の偏見的な社会的思想背景等は全くの無関係の上での生命や宇宙の根源的な摂理の観点より)
現状の地球でのこの世界の摂理とも言える性別的「分離」による愛の形状や在り方を表しています。異性的存在をはじめすべての自己とは異なる感性や存在からの愛をどれだけ学び、許し、受け容れ、また与え、共に在ることはできるだろうか。
それが宇宙の中の、いま此処にある意義と道理とも言えます。無論、そんなテーマをこの作品が秘めているわけではないのですし、あまりテーマやコンセプトなどの思考を言語化してしまう美術や表現はあまり好みではありません。
ただ言えるのは、エロースでもフィリアでもなく、作品名は「アガペー」です。
以下は、某所での展示の風景です。
αγάπη [ Agape ] suite
2016年(初期制作:2003年)