2018年をもってアワーメイカー(株式会社アワーメイカー運営(企業サイトはこちら))は、グラフィックデザインの受注並びに商業デザイン部門を終了させていただきました。その後の2021年に入り、当Webサイトをリニューアル公開致しました。
Webサイトの公開を機に、商業デザイン部門終了までのご依頼における当方の制作物及び作品等の一部を、事業紹介として当サイト内に掲載することになりました。
全ジャンルの制作物紹介
OUR CREATIONS – すべてのジャンルの創作品のご紹介とご案内 –
> https://ourmaker.jp/category/works/
アート作品等の制作物紹介
ART – 美術・一点物・アート関連のご紹介&ご案内 –
> https://ourmaker.jp/category/works/art/
グラフィックデザイン・商業デザイン部門等の制作物紹介
GRAPHIC DESIGN – 広告・グラフィックデザイン関連のご紹介&ご案内 –
> https://ourmaker.jp/category/works/graphic-design/
その他の企画及び制作物紹介
MISCELLANEOUS – その他・エンターテインメント関連などのご紹介&ご案内 –
> https://ourmaker.jp/category/works/misc/
今後、また新たなる部門や制作物などに巡り会えた時は、ここで新たに掲載及びご案内させていただきます。
今回のお知らせとしては以上です。
数々の大切なご縁に、あらためて感謝申し上げます。
これからもアワーメイカーをよろしくお願い申し上げます。
2021年5月31日 Ourmaker Presents.
—— 以下は、私的ではありますが、大きな区切りとして少し書き出します。
アワーメイカーは2021年6月のいま現在、COVID-19における世界的な憂うべく情勢下において、活動及び受注受付は控えている現在です。実質2019年春頃のデザイン部門の完全終了により、今後は、これまでとは異なる部門や新しい活動及び事業へ向かうため準備をしています。
今回のお知らせである当方のWebサイトリニューアルと過去の作品掲載に至った理由は、ある意味で一線をおいて、これまでのアワーメイカーを終えて、これからのアワーメイカーとして現在を生きて行くためというのが一番の理由です。
こうして過去の歩みをまとめて、改めて自身で見直してみると、本当に数々の出会いとご縁に私は生かされて、学ばさせていただいてきたのだと深く思い知りました。
この機会に、振り返り、関わったすべての皆様とそのご縁をいただいたすべての時間と環境に、深く深く陳謝するとともに、心より「有り難い」と感謝を贈ります。
今回掲載した案件は、一部のみなのですが、お取引の内容や関係性などにおいては、やはり掲載することを自粛したものもございます。その他にはWebサイトやWebコンテンツの制作、企画やブランディングなどのプランニングのサポート、文章やコピーライト、中には事業名などを考案させていただいたこともありました。
Webサイトなどは永久に変容するべき進化する生きた制作物だと思っておりますので、ひとつの時期だけを切り取って形を残してしまうことはしないほうがよいという考えに至りました。また、文章や企画自体などは、活字や書面として結果や成果の時点ではないと判断し掲載は避けました。
思えば、アワーメイカーには過去、現在のようなWebサイトは一度も出来上がったことがありませんでした。お客様のWebサイトはいくつも制作してきましたが、どうしても自社及び自らの事業や制作品等の紹介は、何度もチャレンジしてはいたのですが、結局こうして、ある意味で事業が終わってからでないと作成や公開することができなかったという、些か面白い現象だったと、現在の私自身は思っております。
ひとつのこだわりに「納品が済んだならその時点から100%お客様のもの」なのだという感覚がありました。「他者のものを私たちが掲載などする権利はない」そう考えていました。また、その他のこだわりとしても、「ご依頼者様のご意向があってこそ、その趣向に見合ったものが生み出されるのですから、それらは我々の実績や作品ではない」という指針がありました。
お客様からはもっと宣伝しようよと度々お声をいただいていましたが、そのような“こだわり”が、どうしても手を止めてしまい、こうして完成したのはメインだったデザイン事業を終了してからとなりました。
終了して距離を置いてはじめて、きっと“こだわり”が消えたのだと思います。そして、いまになって見直し思い返し、つまりは“省みて”気がついたのは、本当にこだわっていたのはただただ自分だけで、これらの制作物はもちろんご依頼者のものなのですが、そこにある創作心や、結果である製品や成果物、謂わばこの世界に生まれ出たものは、本当は誰のものでもないのだということに気がつきました。
そして、こだわり続けていた私自身が、いちばんその“もの”達に一方的に執着していたのではないだろうかと感じました。それは職業や事業内容やお取引条件や様々な部分に影響してしまっていたと思いますが、なによりいま滑稽に思うのは、まるで理念であり自分自身の中で“正しい在り方”のように思い込んでいた、それらのこだわりにより、表向きは「これは自分のものではない」だなんて言いながら、こうして一線を置いて眺めてみると、結局、そんな自分が一番「これは私が作ったんだ」とかのような気持ちに蓋をして、ずっと勘違いしてきてしまったんだなと、いま、思えます。
こだわりがあったからこそ続けてきたことも事実ですが、そのこだわりがとても事業にしても思考にしても堅く縛り付けてしまっていたのかもしれません。もっと楽しく自由に認めてあげられたならよかったなって、いまやっと感じています。
『お客様のイメージを形にする』それはもちろんなのですが、そして『お客様に満足して喜んでいただけるように』それもまた当然です。しかしこれまでの私に欠けていたのは、同じだけ、自分でもお客様以上に、これらの物自体も、それらのいくつもの偶然のようなご縁の実体をも、愛しながら作ることが大事だったのだと気が付かされました。
こうして今回、過去の制作物などをまとめて、そんなこだわりの過去から離れ、改めて愛でることができる気持ちになれました。
よろしければ、皆様、ご覧ください。
そして、あえて書きたいのですが、お客様の宣伝に少しだけでもお役に立てばという気持ちで、過去にあった当社のブログなどでご紹介した制作物もいくつかあります。いつもアワーメイカーではスタッフや制作メンバーやご協力いただいた方々のお名前などをクレジット形式にして表記していました。それらすべての方々のお力があってこそ完成したのですから、表記することはある意味で、これもまた私のこだわりでした。
しかし、今回はそれらの表記をしないことにしました。あくまでも過去であり、現在は皆、それぞれの今があるため、あえて、皆様の現在を応援する意味と、無論、邪魔をしない意味で、そうさせていただきました。あえてこのことをここに書いたのは、そんな言い訳でもあり、また、本当に深く、いつも誰かに協力していただき、支えられ応援され、そしてまた一緒に楽しみ、努力して、ずっとやってきたのだとしみじみ感じたからです。この場にて文字としてですが、伝えたいのは、皆様、心からありがとうございます。
さて、今後のアワーメイカーですが、ウイルス蔓延や様々な世界情勢、そして地球環境において、まさに「平常というものはなにひとつない」と思い知る時代にある中で、また新しい分野や事業、またもっと楽しく豊かな企画や作品等の創作などに、改めて向かっていく所存です。
当サイトや企業サイトのほうなどでも、新たな必要性が生まれた時は、お知らせさせていただきます。
2021年6月3日 記